評伝岡部長職: 明治を生きた最後の藩主

Front Cover
慶應義塾大学出版会, 2006 - Statesmen - 365 pages
▼変らないのは、だんじり祭とこの海の眺めばかり——。弱冠16歳で、和泉岸和田藩最後の藩主の座を去り、やがて新時代のエリートとして再生した岡部長職(おかべながもと 1854〜1925)。最後の殿様の波瀾に富んだ生涯と激動の時代を丹念に描いた本格的評伝!▼岡部は、16歳で藩主の座を降りた後、慶應義塾で平民と机を並べて学び、アメリカ(イエール大学)、イギリス(ケンブリッジ大学)へ留学、帰国後は外交官を経て、貴族院議員、東京府知事、司法大臣、枢密顧問官を歴任、明治時代のエリートとして生き抜いた人物。

From inside the book

Common terms and phrases

Bibliographic information