人類学・社会学的視点からみた過去、現在、未来のことばの教育: 言語と言語教育イデオロギー

Front Cover
佐藤慎司, 村田晶子
三元社, 2018 - Reference - 271 pages
現在の言語・コミュニケーション教育に欠けているのは、それ自身が対象言語や文化に関するさまざまなビリーフの維持、再生産に大きく関わっていることへの教育関係者自身の(批判的)意識である。本書は言語、文化、学習といった言語・コミュニケーション研究にとって重要な概念を、社会的な文脈、埋め込まれた状況から切り離さずに取り扱い、日々の教育実践の中で問い直し続ける姿勢をいかに実践していくかを問うている。

About the author (2018)

佐藤慎司 【現職】プリンストン大学・東アジア研究学部・日本語プログラムディレクター・主任講師 【専門】教育人類学、日本語教育 【主要業績】[著書]『かかわることば』(共編著、東京大学出版会、2017)、『未来を創ることばの教育をめざして』(共編著、ココ出版、2015)、Rethinking Language and Culture in Japanese Education(共編著、Multilingual Matters, 2014)、『異文化コミュニケーションを問う』(共編著、ココ出版、2013)、『社会参加をめざす日本語教育』(共編著、ひつじ書房、2011)、『アセスメントと日本語教育』(共編著、くろしお出版、2010)、『文化、ことば、教育』(共編著、明石書店、2008)など 村田晶子 【現職】法政大学教授 【専門】教育人類学、異文化間教育、日本語教育 【主要業績】[著書]『大学における多文化体験学習への挑戦:国内と海外を結ぶ体験的学びの可視化を支援する』(編著、ナカニシヤ出版、2018)、『未来を創ることばの教育をめざして:内容重視の批判的言語教育(Critical Content-Based Instruction) の理論と実践』(共著、ココ出版、2015)Foreign Language Education in Japan: Exploring Qualitative Approaches(共著、Sense Publishers, 2015)、Global Migration and Ethnic Communities: Studies of Asia and South America (共著、Trans Pacific Press, 2012)など

Bibliographic information