現代日本産業の構造と動態

Front Cover
産業構造研究会
新日本出版社, 2000 - Reference - 542 pages
世紀の変り目を間もなく迎えようとする今日、失業者は増大し、新規学卒者の就職は極めて厳しく、中小・零細企業の破綻も統計上に現れたものだけでも、依然として高水準を維持している。日本資本主義は、いわゆる「バブル経済」の崩壊後、その背後に潜んでいた「構造的矛盾」と「脆弱性」をそのものとして露呈することとなっており、今日、その戦後段階的な特質の構造転換を迫られているといえよう。本書は、日本経済の構造不況とアメリカ・アジアでの産業構造の変化をまじえたグローバルな視点から、日本の産業構造の問題点と欠陥を解明。鉄鋼や自動車、半導体、コンピュータ等々、主要産業ごとに、資本蓄積構造、資本の戦略などを分析する。

From inside the book

Common terms and phrases

Bibliographic information