恐竜ホネホネ学

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日本放送出版協会, 2006 - Literary Collections - 260 pages
恐竜も、復元は一本の骨から始まる。しかし、バラバラに発掘される骨をどのようにして組み立てていけばあのような巨大な復元骨格ができ上がるのか不思議に思ったことはないだろうか?最初は現在生きている爬虫類の形に似せて始まった復元も脚は下方型になり、垂らしていた尻尾はピンとあがり、ダイナミックな恐竜像が一般的になった。また、骨を仔細に検討し、筋肉のつき方など現生の哺乳類などと比較することでどのような運動能力をもち、どのように生活していたかも推定できるようになった。比較骨学の第一人者が、積年の研究の成果をもとに復元の視点から恐竜を語ったユニークな一書。

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