高齢社会に求められるケアマネジメントサービス

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医学書院, 2003 - Reference - 162 pages
第1章は、高齢社会に求められるケアマネジメントサービスの意義と役割について、経済・医療・福祉の動向を踏まえながら問題提起。第2章では、退院計画や連携を評価する診療報酬・介護報酬を概説し、連携を促進するツールとして、連携クリニカルパス、ケアプラン共通軸について具体例を提示している。第3章は、『訪問看護と介護』(医学書院)誌上で1999年9月〜2000年7月に「在宅医療にふさわしい物と技術」に連載されたものを加筆修正したもの。第4章は、痴呆ケアマネジメントについて、現状の課題を整理しながら、グループホームや宅老所など小規模多機能施設の整備を強調している。第5章では、緩和ケア病棟と在宅緩和ケアの有機的連携について、諸外国の制度を参考にまとめた。また、介護保健施設における終末期ケアの現状と課題を整理しながら、超高齢社会における終末期ケアのあり方について、若干の提案をした。第6章では、増加する中所得者層を対象とした、新しい高齢者住宅事業に注目した。

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