杉並病公害

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緑風出版, 2002 - Reference - 316 pages
閑静な住宅が広がる東京杉並区のど真ん中に東京都の廃プラスチック中心の不燃ゴミ圧縮施設「杉並中継所」が1996年から稼働した。直後から付近一帯で原因不明の呼吸困難、頭痛などの被害が多発、死亡者まで出る騒ぎとなった。だが都は施設を発生源と認めない。住民は、被害者のなかにいた科学者たちを中心に実態を調査し、原因を究明、新しいタイプの化学物質汚染から健康と暮らしを守るために闘いに立ち上がる。本書は、杉並病の発生から公害等調整委員会の裁定までの記録。

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