写真でつづる宮本常一

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須藤功
未来社, 2004 - Reference - 277 pages
明治40年(1907)山口県周防大島に生まれ、全国をくまなく歩きつづけ民衆の生活を記した民俗学者・宮本常一の生涯を写真で描く。ふるさとの島での幼少時代から、昭和56年(1981)73歳で逝くまでの、師友との出会い、調査・旅の姿、教室での表情などを通し、そのひととなり、学問形成のあゆみ、宮本民俗学の世界に接することができる。宮本家のアルバム、親交のあった人から提供された写真、日記、調査カード、絵などの資料写真400点余りを10章に構成。宮本ファン必携の一冊。
目次
口絵

ひとこと......田村善次郎

1 常一さァを育んだ島周防大島(屋代島)の人々

2 希望と挫折の間で郵便局員と教員時代

3 アチックの師友澁澤敬三と学徒たち

4 出会う人みな先生歩く見る聞く

5 農を育て島を思う農業と離島の振興

6 たゆまぬ向学心調査と講演

7 生活誌をつづる執筆・放送・芸能

8 開け放たれた教授室武蔵野美術大学

9 新たな旅の模索日本観光文化研究所

10 旅人の留守を守る島の家族・府中の家

年譜

転載・参考文献

手のうちを明かす......須藤功

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