1492 西欧文明の世界支配

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筑摩書房, 2009 - Reference - 467 pages
1492年にコロンブスが間違って「インド」を発見して以降、それまで栄えていた中国・イスラム世界・アフリカ・アメリカ大陸の独自の文明は、すべてが抹殺されることになった。これを境に世界は、西洋近代化への道を突き進んでいく。本書は当時のヨーロッパ世界を形作っていた要素を説明しながら、1492年の出来事を詳細に記す。またその後、近代知識人の誕生、市民階級の形成、ナショナリズムの芽生えの歴史を追い、21世紀以後の来るべき未来について提言する。世界事情に精通し近未来を大胆に予測する著者の根差す歴史が、ここにある。

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