星月夜の鬼子母神

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集英社, 2021 - 288 pages
鎌倉幕府草創期、まさに権力闘争の時代だった。権力の中枢を担う源氏の乳母一族として比企氏は力をつけていく。そして、比企の血を継ぐ若狭局は、鎌倉殿・源頼家の妻となり、長男を出産。北条氏との権力争いが激化するなか、若狭は幼いころ経験した親族の不幸な境遇から、強い決心を持っていた。我が子を鎌倉殿にするためには、他人の子を喰らう鬼にでもなる―。激動の転換期を描く時代小説。

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