「空虚な自己」の時代

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日本放送出版協会, Jan 25, 1999 - Reference - 222 pages
「空虚な自己」がいま広がっている。青少年やサラリーマン、OL、妻たちの心の空虚感。共通して、自己愛の肥大、生活ソフトの欠乏、対人関係における仮面が目立つ。明確な動機がなく、空虚な自己を埋めるための犯罪、非行も増加している。その要因は何か。空洞化する家族と子育ての機能不全、体験不足による「身体的自己」の稀薄化、現代社会の歪み。「空虚な自己」の実態、その心理構造、家族、社会の要因、対応を広い視野から鋭く掘りさげる。

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