分離のための相平衡の理論と計算

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講談社, 2012 - 229 pages
分離・精製のための装置は主に平衡条件にもとづいて設計され、操作される。分離・精製の装置は完全に平衡状態で運転されるわけではないが、平衡にない場合でも、基準とすべき平衡状態を知ることはきわめて重要である。したがって、分離・精製を必要とする分野では、相平衡の学習が必須である。本書は、これまでに発表された相平衡の理論と計算法から最重要なものを選択し、歴史的背景を踏まえつつ詳細に解説している。また、各理論と計算法を実際の分離装置の適正な設計に活かすために、相平衡の計算例を示した。本書は、分離や精製に従事する全ての技術者・研究者に必要であるが、特に石油精製工業をはじめとする化学工業の諸分野、環境分野などで分離技術に携わる技術者、ならびに化学工学熱力学の研究者・大学院生にとって必読の書である。

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