「軍事研究」の戦後史: 科学者はどう向きあってきたか

杉山滋郎

ミネルヴァ書房, 2017 - Reference - 306 pages

「軍事研究に手を染めない」としてきた日本の学術界がいま揺らいでいる。防衛のための軍事研究は必要との主張が出てきたからだ。宇宙開発や、人工知能、バイオテクノロジーなど最先端の科学技術は、軍事にも民生にも役立つ(デュアルユース)、だからこれまでの方針は足かせになるという意見もある。これに対し本書は「軍事研究に手を染めない」方針がどのように確立し機能してきたのか、無理や限界がなかったのかを歴史に問い、新たな情況下で初心を生かす道を探る。

Bibliographic information

• Title: 「軍事研究」の戦後史: 科学者はどう向きあってきたか
• Author: 杉山滋郎
• Publisher: ミネルヴァ書房, 2017
• ISBN: 4623078620, 9784623078622
• Length: 306 pages
• Subjects: Reference / Encyclopedias