冬波: 風列廻り与力・青柳剣一郎

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祥伝社, 2012 - 339 pages
霙舞い落ちる冬の夜更け。金貸しの使用人・多助が主の善兵衛を殺し、人質を楯に立て篭もった挙げ句、自殺した。騒ぎは落着したと思われたが、見習い与力として出役した青柳剣之助は疑念を覚える。使命感を燃やし、密かな探索の末に辿り着いたのは、非情なる真実だった...。戸惑い迷う倅を見つめる剣一郎が、父として、“青痣与力”として、取った意外な行動とは?

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