台湾における下村湖人: 文教官僚から作家へ

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東方書店, 2009 - Biography & Autobiography - 256 pages
『次郎物語』と台湾の間には直接的な繋がりはなにもない。台湾という地名すら出てこないであろう。しかし、湖人の主著『次郎物語』には、特に後半部には、作者の台湾での経験というものがさまざまな形で盛り込まれているように思われる。現代台湾人の著者が帝国主義下の台湾における下村校長の言動に注ぐ、ときに厳しく、ときに温かいまなざし。本書は大日本帝国のエリート文教官僚が植民地教育に挫折して内地の社会教育運動へと転向し、自伝的小説『次郎物語』『論語物語』を書き続け、帝国の崩壊後ようやく社会教育者、教養小説家へと成熟していく過程を描いている。

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