江戸名所図会の世界: 近世巨大都市の自画像

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吉川弘文館, Mar 10, 2001 - Cities and towns - 348 pages
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私たちが目にすることが出来る史料の大部分が時の為政者か比較的規模の大きい経営体の残したものであり、ふつうに生きている人々が文書を残していることはきわめて稀である。当然、どれだけ記録性の高い史料であっても、行政や経営の必要から情報が選択され、無意識のバイパスがかかっているはずである。現象としての都市、すなわち日々の暮らしが紡ぎだしていく都市社会を捉えていくためには、それはいかにも一面的な見方のように思えた。図像を研究対象に選んだのはその限界を突破できないかという期待からである。製作者の意図と背後に隠されていた江戸の実像をあぶり出す。

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