浮かれ女盛衰記(下), Volume 2

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グーテンベルク21, 1949 - Literary Collections - 303 pages
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バルザックは正義が勝つという小説を書かないのである。現実の世界をありのままに書くのである。バルザックは巨悪が勝ち、小さい悪が負けるこの世の仕組みを知り抜いていた。そして、それをそのまま、いやそれ以上に、その皮肉な現実を自分の世界の中に再構築してみせた。そして、巨悪ではないが、かなりの悪であるヴォートランを最後まで生き残らせた。このような、実際の社会ではちょっとありえないような結末の付け方は、バルザックが現実の社会に対して放った批判の矢であるかも知れない。(花房友一)
 

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