岩波講座能・狂言

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小山弘志
岩波書店, 1990 - Kyōgen - 518 pages
狂言は、たとえば能と比べて、わかりやすい。ことばとしぐさとが主体であり、その大筋ははっきりしていて、子供が見て喜ぶ曲もある。そのような点では「鑑賞案内」の必要はないと言うこともできるのであるが、狂言は、そのことばの一つ一つ、また時代背景などがわかると、その幅の広い多様な、あえて言えば奥の深い表現の享受が可能になるはずのものを持っている。ことばのやりとりの面白さは狂言の大事な要素である。それがあまり通じないと、とかく関心が動作の面白さのほうに傾くことになってしまう。それではまことに残念なので、狂言を幅広く理解してもらうために、本書を作ろうとこころざした。

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