ロマン主義のレトリック 〈新装版〉

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法政大学出版局, 2015 - Reference - 470 pages
デリダとともに〈脱構築批評〉の開祖とされるド・マン(アメリカ)の批評理論の集大成。ボードレール、ルソー、H.クライスト、ヘルダーリン、ワーズワース、シェリーらに代表されるヨーロッパ18~20世紀初頭のロマン主義およびポスト・ロマン主義文学や、比喩言語としてのテクストの構造を精密に分析。本書は死の直前に完成された重要な著作。

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About the author (2015)

1934年生まれ。東京教育大学大学院修了。文学博士。筑波大学名誉教授。筑波大学、恵泉女学園大学、聖学院大学大学院等の教授を経て現在に至る。著書に『岩のつぶやき──現代キリスト教徒文学論』(笠間書院)、『グレアム・グリーンの文学世界』(研究社出版)、『差異と同一化──ポストコロニアル文学論』(編著、同)、『開かれた言葉』(彩流社)、『聖なるものと想像力・上下』(編著、同)、『山形和美全集・全14巻』(彩流社)ほか。訳書にハンデルマン『誰がモーセを殺したか』(第25回日本翻訳文化賞受賞)、ブルーム『聖なる真理の破壊』、サイード『始まりの現象』(共訳)、同『世界・テキスト・批評家』、オールター『読みの快楽』(共訳)、イーグルトン『理論の意味作用』(以上訳書は法政大学出版局)、シェルデン『グレアム・グリーン伝──内なる人間・上下』(早川書房)ほか。 2013年瑞宝中綬章受勲。日本C・S・ルイス協会、日本グレアム・グリーン協会会長。

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