ロミオとジュリエットと三人の魔女

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講談社, 2021 - 322 pages
時は一五八八年。ヨーロッパはアドリア海に浮かぶ小さな島国イリリアに、一人の青年がたどり着いた。その名はウィリアム・シェイクスピア。海軍大臣一座で役者をしていたものの、かのエリザベス女王に演技をこき下ろされて絶望の末、放浪の旅に出ていた男は、島の名家・オーシーノ公爵家でヴェローナからやってきた美男美女カップルに出会う。だが、二人の間には不穏な空気が流れ、そこに緑の妖精がかけた魔法で、彼自身もその渦中に巻き込まれることに...!さらに、母国イギリスと大国スペインの無敵艦隊の衝突によるアルマダの海戦によってイギリス軍のでっぷり太った逃亡兵が島に流れ着き、それをかつてムーア人に仕えていたヴェネツィア生まれの分隊長が追ってきて、イリリア中が大混乱に陥るが―。シェイクスピア劇のオールスターキャストによる、奇跡のようなドタバタ劇!

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About the author (2021)

1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、第42回オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。15年に『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補、16年に『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞候補となる。16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年に咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。18年に『銀河鉄道の父』で第158回直木賞を受賞。他の著書に『パラドックス実践 雄弁学園の教師たち』『屋根をかける人』『ゆけ、おりょう』『定価のない本』『自由は死せず』『東京、はじまる』などがある。

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