濁り鮒: 照れ降れ長屋風聞帖 8

Front Cover
双葉社, 2020 - 311 pages
ついにおまつが臨月を迎えた。我が子誕生を待ちわびる浅間三左衛門は安産祈願に余念がない。そんな折、おまつは三左衛門に、若旦那との縁をとりもった薬種問屋の内儀おきちへの伝言を頼む。泣き腫らした姿を見かけて夫婦仲を案じたのだが、事はそう簡単ではなかった。悪の匂いを嗅ぎつけ、雨の中を飛び出していく三左衛門。しかし、まさしく空前の出水が江戸を襲わんとしていた。若いふたりを救い出し、愛するおまつと腹の子を守れるか。奇跡と涙の新装版第八弾!!

Other editions - View all

Bibliographic information