痴呆老人への対応と介護

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金剛出版, Sep 15, 1998 - 278 pages
痴呆の根本治療は、医学的にさしたる進歩がみられず、痴呆が不治であり、しだいに重度に向かうことは、冷厳な現実となっている。その現実下で、重要になるのは疾患そのものよりも人間そのものに焦点を当てて、対応し、介護することに尽きる。これが本書に一貫して流れる著者の哲学である。痴呆老人への対応と介護とは、血管性痴呆とアルツハイマー型痴呆が示す言動の違いを把握することもさることながら、彼らの生活能力を維持・回復・向上させるためのリハビリテーションとメンタルケアを続けていくことが重要になる。そこでは、著者が説く〈よい人間関係を築いて安心させ、病院が生きる頼りの拠り所となるように仕向けること〉が肝心となろう。こうした趣旨で書かれている本書は、診療する医師だけでなく、リハビリを担当するコ・メディカルスタッフ、および痴呆老人を抱える家族にも役に立つ内容を備えている。

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