日ソ戦争: 帝国日本最後の戦い

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中央公論新社, 2024 - Reference - 290 pages
日ソ戦争とは、1945年8月8日から9月上旬まで満洲・朝鮮半島・南樺太・千島列島で行われた第2次世界大戦最後の全面戦争である。
短期間ながら両軍の参加兵力は200万人を超え、玉音放送後にソ連軍が侵攻してくるなど、戦後を見据えた戦争でもあった。
これまでソ連による中立条約破棄、非人道的な戦闘など断片的には知られてきたが、本書は新史料を駆使し、米国によるソ連への参戦要請から、満洲など各所での戦闘の実態、終戦までの全貌を描く。


【書評掲載案内】
・読売新聞(朝刊)2024年9月1日/小泉悠(安全保障研究者・東京大准教授)
・京都新聞(朝刊)2024年8月12日
・日本経済新聞(朝刊)2024年8月9日
・図書新聞2024年7月27日/坂野徹(科学史・フィールドワーク史)
・毎日新聞(朝刊)2024年7月6日/加藤陽子(東大教授・日本近代史)
・産経新聞(朝刊)2024年6月23日
・毎日新聞(朝刊)2024年6月9日/著者インタビュー
・西日本新聞(朝刊)2024年6月8日/著者インタビュー
・文藝春秋2024年7月号/平山周吉(雑文家)
・週刊エコノミスト2024年6月4日号/井上寿一(学習院大学教授)
・日本経済新聞(朝刊)年6月1日

About the author (2024)

麻田雅文 1980(昭和55)年東京都生まれ.2003年学習院大学文学部史学科卒業.10年北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学.博士(学術).日本学術振興会特別研究員,ジョージ・ワシントン大学客員研究員などを経て,15年より岩手大学人文社会科学部准教授.専攻は近現代日中露関係史.著書に『中東鉄道経営史――ロシアと「満洲」1896-1935』(名古屋大学出版会,2012年/第8回樫山純三賞受賞)、『満蒙――日露中の「最前線」』(講談社選書メチエ,2014年)、『シベリア出兵――近代日本の忘れられた七年戦争』(中公新書、2016年).『日露近代史――戦争と平和の百年』(講談社現代新書、2018年).『蒋介石の書簡外交――日中戦争、もう一つの戦場』上下(人文書院,2021年).編著に『ソ連と東アジアの国際政治 1919-1941 (みすず書房、2017年)

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