ルイス・キャロル (Lewis Carroll, 1832-98)
イギリスの作家。本名Charles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。チェシャー州の牧師の家に生まれ、オックスフォード大学クライスト チャーチ学寮に学び、卒業後、同大学の数学講師となる。『不思議の国のアリス』(1865)、『鏡の国のアリス』(1872)の作者として最もよく知られているが、本来の数学者・論理学者としての、また最初期のアマチュア写真家としての功績も高く評価されている。
楠本 君恵(くすもと・きみえ)
山梨大学卒。早稲田大学文学部文学研究科修士課程修了。法政大学名誉教授。著書『翻訳の国の「アリス」』出会いの国の「アリス」』『マザーグースのイギリス』『まざあ ぐうす マザーグース』(未知谷)訳書『不思議の国のアリス』(論創社)、『金色の影』他(ぬぷん児童図書出版)、『不思議の国のアリスWith artwork by草間彌生』『アリスとキャロルのパズルランド』(グラフィック社)他。監訳(共)『ルイス キャロルの実像』(小鳥遊書房)
ブライアン・パートリッジ(Brian Partridge)
1953年、英国グロスター州で生まれる。16歳で学校教育を終え、以後は独学で文学 絵画について学ぶ。1995年、ヨークに移り、以来そこに活動の拠点を置く。1976年に子供の頃から画き慣れているペン画で才能を認められ、1988年からは画家・イラストレーターとして一本立ちした。