日本近代文学を学ぶ人のために

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上田博, 木村一信, 中川成美
世界思想社, 1997 - Japanese literature - 350 pages
20世紀が終わろうとする今、急速な形で「知」の枠組みの変換が進行しています。文学もまたその例外ではありません。文学が文学として自明の領域を保持し得るのか否かという疑問に対して、私たちは明解な解答を持ちません。しかし私たちの前に厖大な文学テクストの推積が投げかけられ、また日々新たな生産が繰り返されているのも、また事実です。こうした大きなパラダイムの転換点に立ち会ってしまった私たちにとって、日本近代文学とは何であるのか、そしてそれを研究するとはどういうことなのかを考えてみようというのが、本書の最も原点的な出発といえます。日本近代文学を一つの回路にして、そこにどういう問題意識を浮上させることが可能なのか、そのためにはどういう調査・研究の実際的な方法が必要か、またそうして獲得したものからどうやって具体的に自らの「知」を表現していくのかについて、本書は様々な試みを提示しました。

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