古代ギリシア史における帝国と都市: ペルシア・アテナイ・スパルタ

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ミネルヴァ書房, 2005 - 364 pages
ペルシア戦争、デロス同盟そしてペロポネソス同盟。これらは本書のキーワードである。今なお燦然と輝く白亜の神殿。観るものの心を揺さぶる悲劇。人間の理想的な美しさを追求する美術。人生の意味を深く探ろうとする哲学。これらは古代ギリシア人が誇る偉大な遺産である。しかしその背景には権力をめぐる厳しい対立抗争がうごめき、ポリス世界を彩っていた。本書は理想の世界ではなく、古代ギリシア人の利害の世界を対象としている。彼らの現実主義的な政治感覚がペルシア、アテナイ、スパルタですら一つの駒として動かしていたし、逆にこれらは覇権と影響力を確保するために都市内部の対立を利用し煽ったのである。本書が扱うのはこのような世界であり、闘争である。

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