図説血栓・止血・血管学: 血栓症制圧のために一瀬白帝 編者が所属する国際血栓止血学会や日本血栓止血学会では、多数の有能な研究者達によって血栓形成の分子機構とその制御、血栓症の診断、あるいは予防と治療の研究が推進されており、まさに日進月歩、目覚ましい成果があがりつつある。そこで、血栓止血領域の最先端の重要事項を網羅した成書の必要性を痛感し、本書を企画した次第である。いうまでもなく血栓形成の3大要因は血液、血流、血管であり、本書では、凝固のみならず血流や血管の分野で国際的に活躍しておられる研究者にも御執筆を依頼して、血栓形成の分子機構を統合的に理解する基盤を築くことを企図した。 |