ちびポップの決断

Front Cover
未知谷, 2005 - 202 pages
ちびポップは十一歳。とくに小柄というわけでもないのにそう呼ばれているのは、同じクラスに落第した一つ年上の兄さんがいるからです。二人はとても仲良しで一日中いっしょですが、たいていは兄さんの友だちエルプセとの三人組です。四月の寒い日、「崩れたままの地下ガレージに鉛管が埋まっているらしい、掘り出しに行こう」と言い出したのはそのエルプセです。ピオネールのグループ集会に行くつもりだったちびポップも押し切られて一緒にでかけますが...。冬芽も固くかじかんだままの寒い四月の日に始まったちびポップの冒険は、サクランボの花が花盛りを迎えた五月一日、メーデーの日に終わります。暖かな日射しを浴びる緑の街路樹に華やかなファンファーレが鳴り響き...。幼いからこその切実な正義感、強い憧れ、内心の葛藤、少年の心に去来する悩みと喜こびを描ききった名作。

What people are saying - Write a review

We haven't found any reviews in the usual places.

Bibliographic information