ナイチンゲール

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淸水書院, Oct 5, 1999 - Literary Collections - 263 pages
ナイチンゲールの人とその仕事についての研究が進んだ結果、彼女は看護婦と呼ぶには大き過ぎる存在であることがわかってきた。看護はナイチンゲールがまぶしくも特異な生きかたの現象であることを思い知らされ、看護の世界は彼女を看護婦のシンボルと言い立てなくなった。ところが一般社会では、今なおナイチンゲールといえば看護である。彼女の名を一夜にして高めた、“クリミアで傷病兵を看取る天使ナイチンゲール”のイメージがもっぱら通用している。本書は、看護婦の一人である筆者が、フロレンス・ナイチンゲールが何を考えどのように生きたかを描いた小伝であり、ナイチンゲールのイメージの落差“なぜ”への回答でもある。

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