現代の英文法, Volume 4

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研究社出版, Jul 20, 2000 - 527 pages
生成文法の研究も、1957年のSyntactic Structures以来、半世紀近くになろうとしている。その間、いくつかの大きな理論上の変革を経て、最近の極小理論に至る進展の道程をたどってきた。これまでの生成文法研究の結果、多方面にわたって重要な理論上・実証上の成果が得られてきたのは言うまでもないが、理論の改変に関係なく、将来に残る最大の貢献は、生成文法のプログラム自体が、さまざまに関連した文法現象を総合的に考慮して理論構成を行なうことを強制するため、精緻な構文分析の手法・論証法の開発を促し、統語分析の質を飛躍的に高めたことにある。こうして、理論の改変にあまり影響を受けない、実質的で興味ある統語分析の成果が多数得られている。第1部ではそのような成果のうちの基本的なものを簡潔に述べることを1つの目標とした。そのため、最近の研究を視野に入れつつも、比較的伝統的な枠組で記述することになった。特に第1章‐5章は入門的な概論になるようわかりやすく述べている。第2部の諸論考は、いくつかの重要な領域(文の左端・右端に係わる言語現象、否定、等位構造、比較構造)の具体的な分析例であって、第1部の不備を補うものであると同時に、第1部の背後にある考え方とは必ずしも一致しない、異なる理論的枠組に立つ統語分析の例ともなるものである。

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