トヨタがGMを越える日: なぜアメリカ自動車産業は没落したのか

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2010年、トヨタがGMを抜いて自動車業界で世界最大の企業となる―その予測の根拠となる、この20年間にわたるアメリカ市場の動向と、日本・韓国・ヨーロッパの企業の取り組みを描き、何が「デトロイトの終焉」という事態を引き起こしたのかを明らかにする。アメリカ本土に工場を開設し始めた1980年代から今日にいたるまで、GM、フォード、クライスラーのビッグスリーの牙城を切り崩すために、海外企業が常に目指してきたのは、消費者の要求を汲み取る感覚を磨き、彼らが買いたくなる自動車をつくることであった。1990年代の好況期に企業規模の拡大追究に走り、顧客をおろそかにしていたビッグスリーを尻目に、海外のメーカー各社は品質・信頼性・耐久性を旗印にその地盤を固めていった。各社のトップから工場労働者までを取材し、リベートや割引などのインセンティブの弊害、全米自動車労組の存在、工場誘致に伴う諸事情などにも触れながら、詳細かつ徹底的に業界の姿を描き出したノンフィクション大作。

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