泣く女: ひなた屋おふく

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光文社, 2018 - 284 pages
愚か者に痴れ者、弾かれ者にろくでなし、寂しがり屋に甘えたがり屋...。日本橋芳町にある「ひなた屋」には、夜ごと浮かばれない連中が集まってくる。みな、切なくて哀しい逸話を求めて、ひなた屋の暖簾を振り分けるのだ。岡場所の元女郎、情も情けもない親分、敵持ちの元藩士、のて者...。読めばほっこりする、「鬼役」で人気の坂岡真が描く傑作人情小説が初文庫化。

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