ずっとお城で暮らしてる

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東京創元社, Aug 24, 2007 - Fiction - 254 pages

閉じられた城に棲む暗き魂の少女たち

少女恐怖小説の名編、美しき狂気譚


あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。姉のコンスタンスといっしょに、他の家族が皆殺しにされたこの屋敷で、ずっと暮らしている……。惨劇の起きた資産家一族の生き残り。村人から忌み嫌われ、外界との交流も最低限に止める彼女たちは、独自のルールを定めて静かな生活を送っていた。しかし従兄チャールズの来訪をきっかけに、美しく病んだ箱庭世界は大きな変化をむかえる。“魔女”と称された異色作家が、超自然的要素を排し、無垢な少女の視点から人間心理に潜む悪意が引き起こす恐怖を描く代表作。

解説=桜庭一樹

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About the author (2007)

【シャーリイ・ジャクスン】

アメリカの作家。1916年、カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。48年、長編The Road Through The Wallで本格的にデビュー。また、同年〈ニューヨーカー〉誌に発表した短編「くじ」が大きな評判を呼ぶ。他の著作に、『丘の屋敷』、『なんでもない一日』、エッセイ『野蛮人との生活』などがある。65年没。


【市田泉】

1966年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。英米文学翻訳家。訳書にジャクスン『なんでもない一日』、リー『薔薇の血潮』『死せる者の書』『狂える者の書』、ジョイス『人生の真実』、などがある。

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