無人島、研究と冒険、半分半分。

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東京書籍, 2023 - 312 pages
絶海の孤島、南硫黄島。本州から南に1200kmの場所にあり、その開闢以来人類が2度しか登頂したことのない、原生の生態系が残る奇跡の島である。
本書は、その島に特別なミッションを受けて挑む研究者たち(主に鳥類学者)の姿を、臨場感あふれる筆致で描く冒険小説であるとともに、進化や生態についての研究成果報告書でもある。

襲い来るサメ!
崩れ落ちるガケ!
降り注ぐトリ!
噛みつくコウモリ!
大気がハエ!(サメ以外は本当です)。
抱腹絶倒空前絶後の科学エッセイがここに誕生。

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About the author (2023)

著者:川上和人かわかみ・かずと 1973年生まれ。東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命科学研究科中退。農学博士。森林総合研究所鳥獣生態研究室長。 南硫黄島や西之島など小笠原の無人島を舞台に鳥を研究。 著書に、『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』、『そもそも島に進化あり』(ともに新潮文庫)、『鳥肉以上、鳥学未満。』(岩波書店)など。

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