評伝柳田国男日本書籍, 1979 - 309 ページ |
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... 柳田は、貴族院議長徳川家達と対立するようになり、大正八年十二月二十四日、貴族院書記官長を辞職して官界を去る。いえさとこうするうちに、柳田は大正三年四月十三日に、それまでの法制局参事官から貴族院書記官長に栄進するが、柳田はそのころ、高木と ...
... 柳田は、貴族院議長徳川家達と対立するようになり、大正八年十二月二十四日、貴族院書記官長を辞職して官界を去る。いえさとこうするうちに、柳田は大正三年四月十三日に、それまでの法制局参事官から貴族院書記官長に栄進するが、柳田はそのころ、高木と ...
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152 徳川家達が柳田を嫌ったのは、その「カバン持ち」をしないからであったという。柳田からいえば、そうした「三太夫」のようなことを強いられるのが気にいらなかたようだ(牧田茂『柳田國男』)。それゆえに、歴代正副議長と書記官長との肖像画を並べて ...
152 徳川家達が柳田を嫌ったのは、その「カバン持ち」をしないからであったという。柳田からいえば、そうした「三太夫」のようなことを強いられるのが気にいらなかたようだ(牧田茂『柳田國男』)。それゆえに、歴代正副議長と書記官長との肖像画を並べて ...
153 ページ
... 柳田における飛ぶ鳥後を濁さず"のたとえのような、まさにタテマエを述べたものであったような印象さえ強い。それゆえに、また逆に、徳川家達との長い間の「確執」の事実を思わさせさえするものとなっている。そうした「匂い」を知るためにも、ここにその ...
... 柳田における飛ぶ鳥後を濁さず"のたとえのような、まさにタテマエを述べたものであったような印象さえ強い。それゆえに、また逆に、徳川家達との長い間の「確執」の事実を思わさせさえするものとなっている。そうした「匂い」を知るためにも、ここにその ...
多く使われている語句
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