インドの女性問題とジェンダー: サティー(寡婦殉死)・ダウリー問題・女児問題

Front Cover
明石書店, 2004 - 391 pages
本書が出版されたときにインドで最初、多くの批評家たちは著者が現代のインド社会の暗い面を映し出していると批評した。しかし著者はそうは思わなかった。イギリスで本書が出版されてから数カ月たったときに、インド政府は二〇〇一年の国勢調査を発表した。それまでにも男女の人口比率は大きくなっていたが、さらに多くの女性が死亡していた。全国的な統計によると、現在、インドでは男性人口よりも女性人口が六七〇〇万人ほど少ない。インドにいる活動家の友人たちはだんだんと大きな問題になっている女の新生児殺しは、小さい家族を唱道する政府の政策によってさらに悪化していると言う。伝統的・歴史的な理由で息子が好まれることが社会に深く浸透し、その結果、すぐに女児を中絶したり、殺したりする。さらに、ダウリーの要求が増大し、村人までが都市化し、娘を持つ親の負担や犠牲は増す一方である。私たちみんなが知っているように変化は非常にゆっくりしたものである。インドで、道のりは長い。前途は長いし、途中でたくさんの落とし穴があるかもしれない。しかし、歴史は途中で突然に劇的に予期しない変化が起ることを何度も示してきた。その意味で、あらゆることに可能性がある。

What people are saying - Write a review

We haven't found any reviews in the usual places.

Bibliographic information