教室における政治的中立性: 論争問題を扱うために

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春風社, 2021 - 342 pages
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「論争」のある問題を扱うことは、常に政治的中立をもたらすと言えるのか?教師は授業中に、自分の政治的な意見を表明してはいけないのか?様々な立場が含まれざるをえない主張を扱い議論するための方法や構想を、学校教育の実証研究を挙げて具体的に分析。私たちの多様な見解から生じる価値対立の捉え方、および公教育と民主社会の関係を再考する。

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About the author (2021)

ダイアナ・E・ヘス(Diana E. Hess)
イリノイ大学卒業後、高校の現場で社会科教師をした後、シカゴ憲法上の諸権利財団(CRFC)でカリキュラム教材開発に携わる。1990年代に公民教育研究で著名なワシントン大学のウォルター・パーカーの下に進学し、論争問題を学ぶ子どもたちや論争問題を教える教師たちに注目した調査研究の分野を切り開く。1998年にワシントン大学から博士号を授けられた後、1999年にウィスコンシン・マディソン大学教育学部に准教授として迎えられる。2009年に教授に昇任。現在はウィスコンシン・マディソン大学の第9代学部長に就任。合衆国の公民教育・民主主義教育の研究分野では、ウェストハイマーらと並んで現在最も多くその研究が引用される。主な著書に『政治的な教室(The Political Classroom: Evidence and Ethics in Democratic Education)』(2014年)がある。2017年にグロマイヤー教育賞を受賞。2019年より全米教育アカデミー会員。

渡部竜也(わたなべ・たつや)
1976年生。東京学芸大学教育学部准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。専門は社会科教育学、カリキュラム論、授業設計論、教師教育、社会改造主義教育論研究。主な著訳書に『主権者教育論――学校カリキュラム・学力・教師』(春風社、2019年)、『アメリカ社会科における価値学習の展開と構造――民主主義社会形成のための教育改革の可能性』(風間書房、2015年)、『真正の学び/学力――質の高い知をめぐる学校再建』(フレッド・M・ニューマン著、共訳、春風社、2017年)。

岩崎圭祐(いわさき・けいすけ)
1993年生。佐川町立佐川中学校教諭。岡山大学大学院教育学研究科修士課程修了。修士(教育学)。専門は社会科教育学、論争問題学習。主な論文に「教師が個人的な見解を表明することの教育的効果――政治的中立性に関する議論への一提言」(『社会科教育研究』第139号、2020年)、「論争問題学習における教師の役割と立場――近年の米国社会科教育研究の動向をふまえて」(『社会科教育研究』第129号、2016年)。

井上昌善(いのうえ・まさよし)
1984年生。愛媛大学教育学部講師。兵庫教育大学連合学校養育学研究科博士課程修了。博士(学校教育学)。専門は社会科教育学、民主的な議論に基づく社会科授業構成論、主権者教育論に関する研究。主な著書・論文に『テキストブック公民教育』(分担執筆、第一学習者、2019年)、「熟議に基づく社会科授業構成の効果に関する研究――議論をとり入れた中学校社会科歴史的分野の単元開発を事例として」(『社会認識教育学研究』第34号、2019年)、「「同意の調達」を目指す議論に基づく社会科授業構成――中学校社会科地理的分野小単元「伊川防災プロジェクト」を事例として」(『社会系教科教育学研究』第30号、2018年)。

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