行動情報処理: 自動運転システムとの共生を目指して

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共立出版, Jan 25, 2016 - Computers - 100 pages
データ中心科学の方法論を使って、行動を予測したり、行動に内在する人間の個性・状態・意識を理解したりする技術「行動情報処理」。振り込め詐欺通話を検出する技術や、自動車の運転行動に関する研究の最前線を紹介する。

行動情報処理は,人間の行動に伴う様々な情報をセンサで取得し,データとして解析することで,将来の行動を予測したり,行動に内在する個性・状態・意識を理解したりする技術です。
本書では著者のこれまでの研究のうち,IT企業と共同で開発を進めた,振り込め詐欺通話を検出する技術を紹介した後,自動車の運転行動に関する研究をメインテーマとして取り上げます
第1章では,行動情報処理とはどのような技術なのかを概説します。第2章では,行動情報処理に必要なデータ分析方法の数理的な基礎知識を解説します。第3章では,行動の個性(=その人らしさ)を特徴づける量の計算方法を解説します。第4章では,行動を予測する方法を解説します。第5章と第6章では,人間の行動から感情や状態を推定する方法を解説します。
本書で取り上げる運転行動の研究は,アクセルやブレーキペダルの踏み方からドライバーを識別する,ドライバーによる車間距離や速度の違いを予想する,車線変更の際の視線方向やペダル操作から危険運転を検出する,といった「人間の運転をコンピューターがどのように理解するか」に関する研究であり,今後自動運転が社会に普及するために,欠くことのできない研究です。

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About the author (2016)

●著者紹介
著者:武田一哉(たけだ かずや)
1985年名古屋大学大学院工学研究科博士前期課程修了。現在、名古屋大学大学院情報科学研究科教授、博士(工学)。専門、行動信号処理。
コーディネーター:土井美和子(どい みわこ)
1979年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。現在、国立研究開発法人情報通信研究機構監事、博士(工学)。専門、ヒューマンインタフェース。

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