この国にとっての脱原発とは?: 日本そしてドイツ

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共同体を背景に持つドイツ。持たない日本。ヨーロッパでは、EUという超国家的枠組みの中で、それぞれの国が独自の方法でエネルギー政策を選択しながら、全体としては相互融通による補完が可能なしくみになっています。つまり、国、EUという二重のシステムにおいて、それぞれのレベルで地域特性を生かすことによって合理的整合性を図る仕組みになっているのです。そのデメリットとして顕在化しているのが、ユーロ危機でもあると考えられます。こうしたEUという共同体の中核国であるドイツで可能なことを、共同体組織を持たない日本でもできると考えることは、別の意味で大きなリスクを伴うということを考えておかなければなりません。筆者らは12年間にわたり「日本とドイツの比較プロジェクト」に取り組んできました。本書はそうした経験により、幅広い視野で今後の方向性を考えるきっかけを提供しています。

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