パブリック・スクール: イギリス的紳士・淑女のつくられかた

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岩波書店, 2016 - Reference - 224 pages
歴代首相をはじめ著名人を輩出した、イートン、ハロウなどの寄宿制私立名門校パブリック・スクール。階級が根強く残るイギリス社会において、上流階級の子弟の教育機関でありながら、文化の一部として広く国民に共有されてきた。独自の慣習からスポーツ、同性愛まで、小説や映画などからそのイメージの成立と変遷をたどる。

About the author (2016)

新井潤美 (あらいめぐみ) 1961年生まれ 1990東京大学大学院博士課程満期退学専攻─比較文学比較文化現在─上智大学文学部教授,学術博士著書─『階級にとりつかれた人びと──英国ミドル・クラスの生活と意見』(中公新書) 『不機嫌なメアリー・ポピンズ──イギリス小説と映画から読む「階級」』(平凡社新書) 『自負と偏見のイギリス文化──J・オースティンの世界』(岩波新書) 『執事とメイドの裏表──イギリス文化における使用人のイメージ』(白水社) 『魅惑のヴィクトリア朝──アリスとホームズの英国文化』(NHK 出版新書)ほか編訳書─ジェイン・オースティン『ジェイン・オースティンの手紙』(岩波文庫)ほか

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