ホメイニ師の賓客上: イラン米大使館占拠事件と果てなき相克

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早川書房, 2007 - 446 pages
1979年11月4日、テヘランのアメリカ大使館を、アーヤットラー・ホメイニを精神的支柱とする急進的イスラム主義の学生たちが占拠した。国民を抑圧したパフラヴィー前国王の身柄引き渡しを求める穏健な抗議行動は、事態を政治的に利用しようともくろむ勢力の参入で統制が失われ、結果66名のアメリカ人の大半を人質として1年以上も監禁する事態に発展する。往年のCIAによる内政干渉が遠因であるとはいえ、外交慣習を冒涜するこの暴挙は全米を震撼させ、ときのカーター政権に行動を促す声が沸きあがる―しかし人質の安全確保を最優先とするとき、まっとうな外交が機能しない国を相手にいったいどんな解決手段が残されているというのか?劣悪な環境のもとで人間の強さと弱さを曝け出した人質たち、救出手段を模索して苛立つカーター政権、絶望的な難題に挑むデルタ・フォース、日和見的なホメイニに翻弄される両国の交渉者たち...膨大な数のインタビューや現地取材から、それぞれの過酷な444日間を克明かつ劇的に再現。現代にも続く相克の決定点となった事件の全貌を描く。『ブラックホーク・ダウン』の著者、ボウデン渾身のノンフィクション大作。

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