織田信長: 乱世の風雲児

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講談社, 2018 - Reference - 194 pages
織田信長は、1534年、尾張(愛知)の戦国大名の家に生まれました。「うつけ者」と呼ばれながらも、桶狭間の戦いで今川義元を破り、日本中にその名を馳せました。それまでの価値観にとらわれない新しい発想と、戦いに次ぐ戦いによって天下統一に近づいた信長でしたが、1582年、家臣の明智光秀の裏切りによって、本能寺でその激動の人生に幕を下ろしました。


織田信長は、1534年、尾張の国(愛知)に生まれた武将です。小さいころから、身分の低い家の子どもたちにまじって遊んだり、父親の葬式で香を投げつけたりと、おかしな行動が多く、「うつけ者」と呼ばれていました。しかし、26歳のとき、尾張に攻めてきた今川義元の大軍に勝ち、天下統一へ向けて動きはじめます。
ただの農民の子にすぎなかった豊臣秀吉を取り立てるなど、常識にとらわれない発想で新しい時代を切り開いた信長。立ちはだかる強敵たちと戦いつづけ、数々の戦国大名を討ち滅ぼしました。しかし、天下統一を目前にして、家臣の明智光秀の裏切りにあい、本能寺で49年の人生を終えました。

青い鳥文庫の大人気シリーズ「タイムスリップ探偵団」の楠木誠一郎氏が描く、ダイナミックで等身大な織田信長の生涯!

About the author (2018)

著者/楠木誠一郎 1960年、福岡県生まれ。「タイムスリップ探偵団」シリーズ(講談社青い鳥文庫)のほか、『天下人の軍師黒田官兵衛』(講談社火の鳥伝記文庫)など、多くの著書がある。高校生のとき邪馬台国ブームで古代史好きになる。大学卒業後に歴史雑誌の編集者となり、広い範囲の歴史をカバーするようになった。 イラストレーター、漫画家。1963年岡山県生まれ。ゲーム、アニメ、実写映画のキャラクターデザイン、小説のカバー、挿絵、漫画など、幅広い分野で活躍中。海外での仕事も多い。おもな著書に「西遊奇伝大猿王」シリーズ、伊坂幸太郎の朝日新聞連載小説を再構成した『寺田克也式ガソリン生活』などがある。

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