上海物語: あるいはゾルゲ少年探偵団

Front Cover
未知谷, 2016 - 255 pages
時は、一九三〇年代戦火迫る謀略の上海。英、日、中、ソ、五人の少年少女が運命の糸に操られつつ、繰り返す再会と別離の物語。いずれも故郷を知らず、戦乱の雲の下、明るく生きてゆく。やがて星移り、時変わり、平和の代わりにテロがぎた。国境とは、国家とは、難民とは、友情とは。作家と平和運動の葛藤を問いつつ20世紀を華麗に生きた少年たち。しかし時代は21世紀にむかいまっしぐらに破滅へ―戦前戦中の上海体験をもとに、脱走兵救援活動、ペンクラブの作家たちとの苦闘、中露の最新の未発表文書をとりこみ、年代、実名、入り混じり、SF・映画・現代語に紛れ込み、イマジネーションとエビデンスの雲海を行く。「三銃士」か「百年の孤独」か、新形式のハイパー・スパイ小説。

What people are saying - Write a review

We haven't found any reviews in the usual places.

Bibliographic information