学力低下論争

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筑摩書房, 2002 - Reference - 252 pages
分数ができない大学生、勉強時間の顕著な減少。いま子どもたちの学力が低下している...。こうしたショッキングな見解をめぐり激化した学力低下論争の背景には、実に多様な争点が複雑に絡みあっている。本書は、各論者の主張を丹念にたどりつつ、彼らの役割意識や動機までをも考慮することで、学力低下論争の構図を明快にときほぐす。さらには、論争を踏まえた上で、「『ゆとり』より『みのり』ある教育」を提唱する。

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