幹細胞の謎を解く

Front Cover
みすず書房, 2005 - 352 pages
幹細胞研究とは何だろうか。幹細胞研究の進展により、骨髄移植が白血病患者にもたらしたような特効薬的治療法が、他のさまざまな病気や障害についても得られる可能性があるという。その一方で、科学の進歩が既存の生命観・倫理の枠組みを侵犯する可能性の先端にあるのも、幹細胞の一種、ES細胞である。本書は、ヒドラの再生の観察に始まり、さまざまな幹細胞の発見‐樹立へ、そして骨髄移植・皮膚培養などの医療応用へと発展してきた研究分野を活写する。また、幹細胞がこれまでいくども研究者の認識を超えて新たな可能性を開示してきた経緯を知ることは、研究の意義や性格を考えるうえで欠かせない。医療応用の可能性についても、研究の現状をふまえ冷静な理解につながるよう配慮しながら紹介されている。

What people are saying - Write a review

We haven't found any reviews in the usual places.

Bibliographic information