エコテクノロジーによる河川・湖沼の水質浄化: 持続的な水環境の保全と再生

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島谷幸宏, 細見正明, 中村圭吾
ソフトサイエンス社, Oct 10, 2003 - Ecological engineering - 325 pages
1編の序論では、エコテクノロジーの基本的な考え方と注意すべき点が記述してある。2編は基礎編で、植物プランクトン、動物プランクトン、底生動物、湖岸植生帯の機能や生態学的な視点を述べるとともに、バイオマニピュレーション(生態系の人為的保全)やアレロパシー(植物が化学物質を分泌することにより、他の生物に影響を及ぼすこと)、水質生態系モデル、流域の水循環モデルなど、水質浄化のエコテクノロジーに必要な基礎が幅広く、また、最新の知見が述べられている。3編は応用編で、植生浄化、コンパクトウェットランド、土壌浄化、木炭を利用した浄化、接触酸化法、湖岸植生帯の復元技術、ため池の浄化効果、無土壌水面栽培法による水質浄化、人工浮島、ヘドロ利用の新しい展開など、エコテクノロジーの実践あるいは研究事例が紹介されている。4編は、今後の展望と視点について、保全生態学の立場からエコテクノロジーの安易なる利用への警鐘、市民参加の重要性、エコテクノロジーの発展への期待が述べられている。

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