三十代の初体験

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株式会社 主婦と生活社, Nov 26, 2021 - Humor - 323 pages

17歳で小説家デビューし、29歳で芥川賞を受賞した

羽田圭介は30代になったとき、精神の微妙な変化に

危機感を抱き、「初めて」の体験を敢えて自分に課した。

31歳から34歳まで、4年間かけて挑んだ数々の「初体験」は、

〝微妙な年齢〟に達した著者の「問い」から始まっている。

身体の元気な三十代のうちにやっておいたほうが人生を豊かにできることが、

自分の今の生活の外側に色々とあるんじゃないか?

三十代前半は、体力が要るようなことはもちろん、

身体の一部である脳を用いてなにかを習慣化させたり、

習得したりすることが可能な、最後のスタート年齢となるかもしれない」

(「はじめに」より)

苦手意識や偏見を持っていたことに触れてみたとき、

凝り固まった思考にハッとすることがある。

憧れていたことを実際に体験してみると、

意外にも「恐ろしさ」に気付くことがある。

新たな資格を取りたいけど、自信がない。

何か趣味を持ちたいけど、続かない。

転職したいけど踏み出せない。

大人になるにつれて、自分の得意なこと、苦手なこと、

できること、できないことの幅を決めつけてしまい、

「初めて」に挑戦することを意識的に遠ざけていないだろうか――

時に能動的に、時に偶発的に新しい体験をする――。

羽田圭介があるがままの姿と思考の変遷をさらした本書は、

新しい道へ一歩だけ踏み出し、人生に豊かさをもたらすきっかけとなりうる、

自己啓発本のような側面もある体験エッセイ。

「30代って、思い出の品を処分するときにそれなりに考えることがある年齡。人生でやるべきこと、やれないこと、やりたいけどできないことを分別して

考えるようになった人間が、後悔しないために、いろいろやっていく変な姿を楽しんでもらえたら」

(「はじめに」より)



◆目次

三十一歳の初体験

1 ホテルで朝食 

2 市ヶ谷の釣り堀

3 ジェルネイル

4 女子中高生向けの映画

5 ふうろうカフェ

6 アイロンビーズ

7 俳優になる

8 築地市場で買いもの

9 市場で食事する

10 トランポリンエクササイズ

11 ミュージカル出演 

12 十二単を着る

13 高地トレーニング


三十二歳の初体験 

14 クリスマスケーキ作り

15 料理専門の家事代行

16 アユールヴェーダ

17 リアルな旅 と VR飛行

18 卓球教室

19 猫レンタル お出迎え 

20 猫レンタル お別れ

21 VRアトラクション

22 ダンス教室

23 人間ドッグ

24 ゴルフ教室

25 ラップ教室

26 サッカーW杯観戦

27 黒染め

28 4時間かけた女装

29 原作小説のドラマ化の現場

30 パーソナルカラー診断


三十三歳の初体験 

31 ユーチューバー

32 ユーチューバーになる

33 子ども向けユーチューブ教室

34 応援上映

35 もの壊し放題の空間 

36 フラワーアレンジメント 

37 メダルゲーム

38 サウナフェス


三十四歳の初体験 

39 ボルダリング 

40 ストレッチ専門店

41  ぶり一本釣り

42  サバ漁    

43  古着を買う

44  瞑想

45  インナーケア&肌診断

46  狩猟体験

 

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About the author (2021)

1985年、東京都生まれ。明治大学商学部卒業。2003年、『黒冷水』で第40回文藝賞受賞。2015年、「スクラップ・アンド・ビルド」で第153回芥川賞受賞。他の著書に、『不思議の国の男子』『隠し事』『盗まれた顔』『メタモルフォシス』『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』『成功者K』『ポルシェ太郎』『Phantom』『滅私』などがある。

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