開発途上国におけるガバナンスの諸課題: 理論と実際

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黒岩郁雄
アジア経済研究所, 2004 - Asia - 322 pages
本書は、平成14年度に実施された「開発途上国におけるガバナンスと援助政策」研究会の成果である。本書で取り上げるガバナンスは、90年代以降注目されるようになった比較的新しい分野であり、わが国ではこれまで研究テーマとして取り上げられることは少なかった。しかし現在では、開発論の重要分野の一つとして位置づけられており、世銀が進めている「包括的な開発フレームワーク(CDF)」のなかでも高い優先順位を与えられている。開発途上国の経済発展にとってガバナンスの重要性自体は明白であるものの、理論と実際にはなお乖離が見られる。また対象とするガバナンスの分野、国、地域、各国の発展段階によっても状況は異なるであろう。そのため理論や枠組みの単なる押しつけではなく、個々の開発途上国の現状に則した柔軟な対応と実践が必要である、というのが本書の主要な結論である。

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