泪壺

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講談社, 2004 - 214 pages
「わたしを壷にして、側においといて」。癌に冒されて逝った最愛の妻を骨灰磁器として遺した男。一周忌を過ぎ、男の前に現れた女性は、その壷に戸惑いを隠せない。表題作のほか、会社の上司との愛と別れを描く『マリッジリング』、手の移植手術から過去の女を振りかえる『握る手』など愛と性を抉る珠玉の短篇集。

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