荒野渺茫, Volume 2

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岩波書店, Nov 27, 2013 - 296 pages
大切な人たちを次々と戦争で喪い、生き残った者としての罪悪感に苛まれる主人公・園木祐介。彼の眼には、見渡す限りの荒野が映っていた。だが、新しい出会いの中で生きる意味を次第に取り戻し、地元新聞の記者として時代に果敢に抗っていく。敗戦から半世紀。再びこの国が「暗い時代」へと歩み出す確かな兆しを感じて...。ジャーナリストとしてたえず社会に警鐘を鳴らしてきた著者の自伝的小説。

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About the author (2013)

内橋克人(うちはしかつと) 1932年神戸市生まれ.新聞記者を経て,1967年より経済評論家. 著書―『共生の大地新しい経済がはじまる』(岩波新書),『新版匠の時代』(全6巻,岩波現代文庫),『内橋克人同時代への発言』(全8巻,岩波書店),『始まっている未来――新しい経済学は可能か』(共著,岩波書店),『原発への警鐘』(講談社文庫),『新版悪夢のサイクル――ネオリベラリズム循環』(文春文庫),『共生経済が始まる――人間復興の社会を求めて』(朝日文庫),『日本の原発,どこで間違えたのか』(朝日新聞出版)ほか多数

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