刑期なき殺人犯: 司法精神病院の「塀の中」で

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亜紀書房, 2022 - 336 pages
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両親を射殺して出頭。しかし「刑事責任能力」はナシ。
統合失調症により心神喪失した凶悪殺人犯はどこへゆくのか。

犯罪精神医療界の構造的な歪みと限界を暴く第一級のノンフィクション。
【精神医療、司法制度に関心のあるすべての人の必読書】

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愛を知らない孤独な青年が、ある日、自宅で父と母を射殺した。
しかし、統合失調症のため、司法精神病院へ措置入院となる。

過剰投薬の拒否、回復の徴候、脱獄未遂、自ら弁護人となっての本人訴訟......。
――そして彼は、今なお病院から出られないでいる。

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犯罪者は逮捕後、世の人々の前からは消えるが、いなくなったわけではない。人生は続くのだ。重警備の刑務所で、あるいは司法精神病院で......。

本書は、評決が読み上げられ、判決が下されたところからはじまる物語だ。
複雑かつ混沌としてはいるが、その後のストーリーはひっそりと、たしかに存在している――。


《当代随一のノンフィクション作家にして精神分析医が描く、殺人犯の青年に降りかかった判決後の驚くべき人生とは》

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About the author (2022)

作家、精神分析医。オックスフォード大学で英文学の博士号(D.Phil)を取得。イースト・ロンドン大学の講師、インディアナ大学の比較文学科客員教授、パシフィカ・グラデュエイト・インスティチュート人文科学プログラム責任者等を歴任。メリーランド大学芸術学部人文科学科教授を務める傍らメリーランド州の刑務所や司法精神科施設へも足を運び精力的に活動。『刑務所の読書クラブ』(原書房)など、現実の犯罪にまつわるノンフィクションを複数上梓。

翻訳家。東京都出身。主な訳書にスー・クレボルド『息子が殺人犯になった』、デヴィッド・コンクリン『コンクリンさん、大江戸を食べつくす』、ジェニファー・ベリー・ホーズ『それでもあなたを「赦す」と言う』(以上、亜紀書房)、オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』(光文社古典新訳文庫)、ヘレン・トムスン『9つの脳の不思議な物語』(文藝春秋)、ブロニー・ウェア『死ぬ瞬間の5つの後悔』(新潮社)など。

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